2008年6月1日日曜日

紋別観光協会が総会~観光客誘致に力点、DVDの制作も

 紋別観光協会(畑中正義会長)の平成20年度通常定期総会が21日、ホテルオホーツクパレスで開催され、観光宣伝と観光客誘致促進を図るため新たにDVDを制作することなどを盛り込んだ新年度の事業計画案を原案通り承認した。

 総会の冒頭、畑中会長があいさつし「洞爺湖サミットが開催されることは喜ばしいが、反面、警備が厳重になり夏場の観光入り込みが低下するという懸念もある。紋別の観光は平成10年の71万5000人の入り込みがピークだったが19年度は49万人台に落ち込んでいる。今後は地場産品のブランド化など販路拡大に努めなければならない。紋別商工会議所主催の台湾視察など新しい試みもあり、将来的には台湾からの観光客のチャーター便を紋別空港で受け入れることも考えられる」と明るい展望も示した。

 新年度の事業計画は会員の拡大や基盤整備などを柱とするもので、紋別観光をピーアールするDVDの制作にも取り組んでいくほか、映画ロケ誘致のフィルムコミッションへの協力、ホワイトカレーの紹介などにも力を入れていく。

 港まつりは7月25日(金)~27日(日)、グルメまつりは10月11日(土)~13日(月)、流氷まつりは2月11日(水)~15日(日)にそれぞれ開催する。

 会員数は19年度末で、前年度より6減の224となっている。

 新年度の予算案は、港まつりなど各まつりの運営や観光ピーアールなどの公益事業が6150万円、自販機などの収益事業、オホーツク交流センターの指定管理者としての受託事業を合わせた総事業費は7880万円となった。

出典:北海民友新聞