株式会社アイーダ(本社:東京渋谷区、代表:岩崎徹)は21日、国内の各自治体/観光協会が実施している体験プログラムなどの観光情報に特化した地域情報ポータルサイト「チキタビ」の携帯向けサービス「チキタビ・モバイル」を開始した。
チキタビは、各地域ならではの体験や旅行を支援する地域観光情報ポータルサイト。サービス名称は「地域の旅」を意味する。掲載情報は各地域ごとの観光協会および自治体から独自に入手。47都道府県を網羅した体験プログラム数 約5,400件の他に、各地域で実施されている伝統的な祭事や各種イベント、観光スポットからお土産・グルメ情報などを約5,000件ほど掲載。ユーザーが現地を訪れた感想・口コミ情報も投稿できる。
新たに開始したチキタビ・モバイルは、閲覧/検索機能などは非会員でも利用できるが、感想・口コミ情報・画像の投稿は会員のみの利用となる。投稿された情報は、PC/携帯に関わらず共有される。また、GPS(全地球測位システム)機能を実装することで、旅先周辺の地域情報の検索、体験プログラムやイベント主催者への問い合せもできる。
携帯向けサービスならではのビジネスモデルとしては、「現地にて使われることを想定していますが、具体的な携帯ならではのモデルという意味ではまだ検討中」(同社)。今後もPC/携帯向けに様々な機能の追加を予定しており、2008年内に掲載情報件数10万件、月間アクセス数300万PVを見込む。
また、今年4月に開始したチキタビの反響については、「お陰さまで、観光協会、自治体の方、旅行会社やインターネットポータル系よりお問い合わせをいただき、いくつか連携を進めている状況です。人材系、代理店系も多くいただきましたが今のところニーズがないので、またの機会にしています」(同社)と述べ、当面はコンテンツを中心としたサービス連携を重視する方針を示した。
出典:ベンチャーナウ