牛肉まつりに極上の白老牛が提供される。今年20回目を迎える「08年白老牛肉まつり」は6月7、8の両日、道央道白老インター前広場(白老川河川敷)で行われるが、提供される白老牛の中から、黒毛和牛の枝肉では最上級にランクされる「A5―12番」が出たことが分かった。これを含め、「A5」ランクは6頭。同まつりでは初の「極上づくし」の祭りとなりそうだ。
今回の牛肉まつりには、2日間でハンバーグ用を含めて26頭が提供される。枝肉の「A5」は牛肉の格付けで最高ランク。加えて霜降り具合の判断となるBMSも最高の「12番」にランクされたのはこのうちの1頭。町内の石川ファーム(石川宏代表)から仕入れた和牛。200頭に1頭出るかどうかという極上品で市場価格は1頭160万円にもなるという。
通常は、一般的な「A3」を中心に振る舞われるが、今回の祭りではこれに加え「A5」でBMSが8―11番が5頭提供される。今年20回目を迎えるが、第1回開催時にやはり「A5―12番」が出ており、20年ぶりの“快挙”となった。
祭りではロースや肩ロース、ヒレなどをプレミア牛肉販売コーナーで格安提供。残りは通常の焼き用に回される。グルメにとっては楽しみな祭りとなりそうだ。
祭りの行事日程もまとまった。初日の7日は午前10時から開会式。ジュニアダンス(午前11時30分)や「タッチTouch」コンサート(午後零時10分)など。8日は「Latte」コンサート(午前10時30分)、白老吹奏楽団演奏会(午後零時30分)など。
両日とも祭り名物の丸焼き・インディアン焼きは正午開始。1皿500円で提供される。食事券などが賞品の牧草投げ大会は、7日は午後3時から、8日は同2時からステージ前で行われる。
実行委員会ではJR白老駅から会場までシャトルバスを運行する。祭りに関する問い合わせは同実行委員会、電話0144・82局2266番へ。
出典:室蘭民報