庄内地方への観光客誘致を狙い来年10―12月に山形、新潟両県が共同で実施する大型観光宣伝「山形県庄内新潟デスティネーションキャンペーン(DC)」の推進協議会(会長・富塚陽一鶴岡市長)総会が29日、山形県鶴岡市内のホテルで開かれた。
協議会はJR東日本新潟支社や山形県が中心となって2月に発足した。総会では今年の10―12月に展開する前年度企画について、庄内側は「食」を主軸に据えながら、鶴岡市出身の作家藤沢周平も前面にアピールすることが決まった。
キャッチコピーは「ごっつぉだの(ごちそう) もっけだの(ありがとう) 食の都庄内」に決定。沿岸の温泉地を舞台にしたグルメツアーや送迎バスなど交通手段の充実にも力を入れる。今秋は仙台・宮城DCの本番を控えており、客の奪い合い解消も課題となりそう。後藤靖子山形県副知事は「地域資源を掘り起こし、受け入れ態勢を強化したい」と述べた。
出典:河北新報