2008年2月3日日曜日

さっぱり 京風フレンチ──「レストランおがわ」(京都市中京区)

さっぱり 京風フレンチ──「レストランおがわ」(京都市中京区)

 京都・木屋町筋の狭い路地を入ると「レストランおがわ」(京都市中京区)がある。町家の内装を洋風に改造した建物で、多彩なフランス料理に京風の味付けを組み合わせた、ぜいたくなランチを楽しめる。

 「おまかせコース」(5540円)は季節感のある食材を軸にした日替わり料理。注文すると、まず和風だしの風味に三杯酢がピリッと効いたカキのカクテルが出た。

 デミグラスソースのタラの白子のムニエル、アナゴのグラタンなどが続き、メーン料理の6皿目はアマダイの白ワイン蒸しにフカヒレソース。しょうゆやだしの味と洋風料理がうまく調和している。どの料理も薄味だが、変化に富んだ味付けが楽しめる。さらにデザートが続く。

 店主の小川宏二さん(56)は京都のホテルで調理の修業を11年続け、1983年にこの店を開いた。「脂っこくない、時節に応じた味を作り続けてきました。定番がないのがうちの特徴です」と話す。ランチは午前11時半―午後2時。ディナーは午後5―10時。カウンターを含め16席。火曜定休。

出典:日経ネット関西版