コロッケ縁に経済交流 高岡会議所 11月の茨城・龍ヶ崎「食の祭典」に参加
高岡商工会議所は、コロッケでまちおこしを進めている茨城県龍ケ崎市の経済人との交流に乗り出す。国民文化祭に併せて十一月に龍ケ崎市で開かれる「食の祭典」で、高岡市などとともに「高岡コロッケ」や鍋料理を振る舞うほか、龍ケ崎市商工会との交流会に参加してコロッケを使った地域活性化策を探る。高岡、龍ケ崎市がコロッケで深めた交流が、さらに広がりを見せた格好だ。
龍ケ崎市で十一月二、三日に開かれる「食の祭典」は、同月一日から茨城県各地で開かれる「国民文化祭・いばらき2008」に併せて開催される。龍ケ崎市中心部の本町商店街大通りに約一・八キロにわたり、全国のご当地グルメの屋台が並ぶほか、コロッケでまちおこしを進める自治体関係者の参加を募る「コロッケディスカッション」や「全国コロッケ選手権」の開催も予定している。
高岡市からはこれまで、橘慶一郎市長が龍ケ崎市を訪問しているほか、昨年秋には高岡コロッケ実行委員会が出店するなどして、交流を深めてきた。
今年一月に高岡市中心部で開かれた「高岡コロッケ横丁」には、龍ケ崎市の「まいんコロッケ」が参加。串田武久市長や川北嗣夫商工会長、吉田京子女性部長ら約十五人が高岡を訪れ、橘市長や山達是人高岡商工会議所専務理事らと懇談した。
高岡商工会議所は、龍ケ崎市関係者の訪問への返礼の意味も込め、七日に開いた同会議所常議員会・委員長部会長会議で、龍ケ崎市を訪れて経済交流を推進することを決めた。コロッケや富山湾の幸を使った鍋料理で、開町四百年を来年に控えた高岡をPRする。
出典:北國新聞