高知 ウツボのタタキシーズンは終盤
煙にいぶされ、顔をしかめながら焼き続ける。カツオと違い、じっくり火を通す。白身の珍味ウツボのタタキのおいしい季節は終盤を迎えている。
須崎市東糺町の鮮魚店主谷岡敏夫さん(60)は朝からさばき、店の裏で焼き始めた。「おき火だけではやらん。ちょっと火が燃える状態で焼く」。もう25年になるという。
1匹が約10人分。香ばしく、身は柔らかく、また歯ごたえもある。「タタキは戦前から始まったと聞いている。今はグルメの食べ物になってしまったけど、フライにしてもおいしい」
今月いっぱいが旬という。
出典:朝日新聞