手打ちそばに舌鼓 南砺・利賀で祭り
第四回南砺利賀そば祭り(富山新聞社など後援)は九日、南砺市利賀村上百瀬の利賀国際キャンプ場で始まった。観光客らが本場のそばを味わうとともに、大雪像や伝統行事の「丑曳(うしひ)き」、雪でつくられたステージ上での演奏などで冬の一日を楽しんだ。
大小さまざまな雪像が並ぶ会場では今年も、かつて家の新築などの慶事の際に行われていた「丑曳き」が再現された。菅笠とわらのバンドリ姿の両百瀬保存会員が、長さ十メートルのカラマツの木をそりのように曳いた。観客も綱をとり、会員らとともに会場を練り歩いた。雪のステージでは地元の民謡や太鼓などが披露された。
グルメ館では、特産の山菜、山かけ、天ぷらなどの手打ちそばが用意された。出来たてのそばとともにイワナの塩焼き、五平もちなどの名産品が人気を集めた。同祭りは十一日まで。
出典:北國新聞