2008年2月12日火曜日

松江の旬な食材に台湾観光客も笑顔

松江の旬な食材に台湾観光客も笑顔

 松江の食を一カ月にわたり全国発信する「まつえ暖談食フェスタ」のイベントの一環として、バイキング形式の昼食会「暖談グルメ祭」が八日、松江市千鳥町のホテル一畑で開かれた。海外から初めての参加となる台湾のツアー客や地元市民ら約二百人が、地元の旬な食材に舌鼓を打った。

 「宍道湖・日本海・野山の幸のおもてなし」をテーマに、松江のホテルや料理屋十六店が自慢の一品を提供。玄丹ソバがき鍋、アマダイの松かさ揚げ、サバのみぞれあえなど、出雲地方の食文化を凝縮した創作料理がそろった。

 台湾からの団体客は、旧正月の連休を利用して四泊五日で中国地方を巡るツアーで二十五人が参加。百貨店に勤務する廬佳伶さん(24)は、風味のいい三宝柑(かん)をくりぬき、アマダイや生ウニなどを入れてあんをかけた料理が気に入った様子。「どれもおいしそうだけど、おなかいっぱいで食べきれない」と笑顔で話した。

 会場では、松江の和菓子文化の講演やニューヨークで実験販売した和菓子の実演もあった。

出典:山陰中央新報