家庭的、おばんざい人気――「道しるべ」(大阪市中央区)
大阪・ミナミの一角、南警察署から西へ20メートルほどのビル1階に居酒屋「道しるべ」がある。看板に「ほっこり」と記されているように家庭的なおばんざいが人気だ。カウンター14席の店を、店主の東一美さんと母の貞子さんが切り盛りする。
カウンターの上の大皿にはアジ南蛮(600円)やポテトサラダ(550円)など定番のおかずが並ぶ。人気のオリジナルは明石ぺっちゃん焼(500円)。小麦粉と卵を薄く伸ばした生地にタコとコンニャクを載せ、カツオ節と青ネギを振りかける。しょうゆであっさりと味付けしている。
牛スジ肉どて焼(450円)も売れ筋。和牛のスジ肉を京都の白みそとしょうゆで2時間煮込む。青ネギを散らし、サンショウか唐辛子を振る。山形の地酒「十四代」や、宮崎の麦焼酎「百年の孤独」などとともに味わいたい。
「家庭的な味と雰囲気を楽しんでもらいたい」(一美さん)と開店して20年。飲み物1杯とお薦め料理4点の「お帰りセット」(2000円)も始めた。
営業時間は午後3時から11時。日曜祝日休。電話 06・6245・0679。
出典:日経ネット関西版