<高すぎる韓国>観光客用の割増料金「反省します」…済州
済州道(チェジュド)が観光産業の競争力を高めるために無意味な観光料金の割増廃止に乗り出した。
済州道の観光費用が高いという事実を自ら告白し、対策準備に取り組みはじめた。コ・ギョンシル済州道文化観光スポーツ局長は13日「今年1月の1カ月間にモデルを選び、国内外の観光地の料金を比較した結果、食べ物、観光施設、宿泊、ゴルフ場などの多くの料金が最大2倍以上高いことが明らかになった」と話した。済州道で観光産業は地域総生産(GRDP)の24%(昨年末基準で約2393億円)を占めている。
済州道によるとレンコダイとヒラメ・ミルガイなどの刺し身の値段は済州道では1キロ当たり8万から11万ウォン(約8660~12580円)だ。ソウルと釜山(プサン)、大田(テジョン)の5万~8万ウォン(約5720~8660円)より21~57%も高い。特に最高級といわれるアラの刺し身は料金を‘時価’とだけ提示した後、相場(18万ウォン)よりはるかに高い25万ウォンという破格の値段を請求した業者もいるという。
ゴルフ場は4人1組を基準にした場合、週末料金(キャディーフィー、カート費含む)が平均71万5000ウォン(約81800円)だった。これは首都圏、忠清(チュンチョン)、江原(カンウォン)圏、慶尚(キョンサン)、全羅(チョンラ)圏より4~24%(約3660~25170円)安かったが、中国・タイ・フィリピンに比べては1.3~2.2倍高い値段だ。ソウルのゴルフ観光客が済州道を訪れ、1泊2日間滞在し、36ホールを回るパッケージ料金は1人当たり68万ウォン(約77950円)で、江原道の束草(ソクチョ)、龍坪(ヨンピョン)、全羅北道(チョンラブクト)の茂朱(ムジュ)、慶尚北道(キョンサンブクト)の慶州(キョンジュ)より8~28%(約5720~17160円)費用がかかる。
宿泊施設も高いのは同じだ。一流ホテルの場合1泊の客室料(ピーク時基準)が41万1400ウォン(約47000円)でソウル、釜山より4~7%、中国の北京とバンコクより30~35%が高い。中高級のペンションは2人1泊基準が12万ウォン(約13700円)で京畿、江原地域に比べて最高2.4倍に達した。
施設観光地の観覧料および入場料は1人当たり6000~9000ウォン(約686~1930円)で京畿、江原地域より16~50%(1000~3000ウォン、約114~340円)上回った。西帰浦中文団地(ソグィポ・チュンムンダンジ)のイルカショーは1万2000ウォンで日本の福岡県の1.6倍。中国青島の2.3倍の水準だ。
コ・ギョンシル局長は「徹底した指導、取り締まりとともに品質と比較して値段が安い飲食店を‘ベストグルメ’に選ぶほか、施設観光地は品質認証制を導入するなど価格から観光客用の料金をなくすよう指導する」と話している。
出典:中央日報